ビジネスとは異なる「政治」ジャンルのトピックですが、2024年7月の東京都知事選で広島県の安芸高田市の元市長である石丸伸二氏が160万を超える票を得たことが話題になっています。
この背景には、「YouTubeの切り抜き動画」という情報シェア手法があります。
「切り抜きの拡散」というのはYouTubeがない時代には、新聞や電波というメディアを使って「マスコミ」が注力していた手法なので、これがネット時代になって市民が使うようになったわけです。
マスコミは自らが「切り抜き」で情報拡散してきたことを意識していないのですが、マスコミがやってきたことは「ネットの切り抜き」と全く同じです。
スマホの普及、WiFiの普及によって動画をいつでもどこでも見られるようになった、というのがこの10年間の大きな変化ですが、これが「ビジネス」にも応用できるようになっていると判断するのが妥当です。具体的に言うと、自社サービスの情報をコンテンツとした動画を作って、それの「切り抜き動画」が拡散される状況を作ることが今、重要なのです。
現状の自分では動画を作っても「切り抜き」されない・・・と諦めるのではなく、どうすれば「切り抜き」されるような動画を作れるか、ということを考える必要があります。すべて自分でやるのではなく、著名人とのコラボなど、柔軟に考えてみましょう。